そのお客様は、少し離れた町から来てくださいます。
ゆっくりと店内を見て回り、
今日も両手いっぱいの本を買ってくれました。
私が自分で選んで並べている本をたくさん。
店を経営していくうえでベストセラーや雑誌は必要で、
問屋さんから自動的に送られてくる本もあるけれど。
自分がこれはと思った本を並べることは、
経営的にも精神的にも、とても大事だと思っています。
この店らしさをつくるもの、
それは接客や並べる本であって、
本が売れるということは、
店を肯定してもらえているということ。
背中を押してもらっているということ。
ありがたい気持ちでいっぱいです。