「本屋の存続危機」なんて言葉がなかったころ、
うちみたいに小さい店は、書籍も雑誌も思うように入荷しなくて大変でした。
問屋さんの発注システムも今ほど発達していなかったし、
小さい店の宿命と思っていました。
でもこの何年かで事情は変わり、
潤沢に本が送られてくるようになってきました。
もちろんいいことではあるのですが、内心複雑。
つまり・・・本がダブついている。
送り先である本屋の数が足りないのではないか。
特に雑誌についてそんな気がします。
以前、雑誌は売れなくて返品すると2,3か月で送品数が調整され、
減数されたり送品が止まったりするのが当たり前だったのに、
最近では逆に送品数が増えていたりするのです。
そして、返品ばかりしている。
新しく発売になったものを並べて前号を引っ込めて、
をくりかえすむなしさよ。
資源、労力、エネルギー・・無駄が多すぎる。
本屋をとりまく残念なあれこれが、
良い方向に向かうよう祈らずにいられない。
・・じゃないな、当事者でもあるのだから、
適正な入荷になるよう働きかけること、
なるべく売り切ることに力を尽くし、
できることをがんばります。