山梨大学前の星野書店

山梨大学前の小さな書店の日記です

「鹿」には驚かない

毎月つくっている「星野書店のほんのかけはし」に、

夜の散歩で鹿を見かけたことを書いた。

 

ええー、こんなに近くでも野生動物!?

 

とか、驚かれると思いきや。

 

武田神社周辺の相川地区では野生動物はふつうに見かけるらしく、

反応が薄いのに逆にびっくり!

不審者情報よりも「イノシシに注意」などの方が多いとかナンとか。

そういえば数年前、相川小学校で大きなイノシシのはく製を見たっけ。

 

甲府駅に近い新紺屋地区と隣り合わせでも、相川地区には田畑などのどかさの残る地区なのは確か。自然が近い証ですね。

思い出すのは

思い出すのは

この本屋をどうしたらいいのかわからなかったころのこと。

 

(別に私が継がなくてもいいのに)

(このままなんとかなればいいのに)

(店をたたむのだって一苦労)

 

でも、どちらにしろ他に誰がやるというの。

 

ぐるぐるぐるぐる

 

お客さんは少ないし時間はあるのに

何をやったらいいのかわからない。

こんなに時間があっていいはずはないのに

ただ一日が過ぎていく。

 

 

店がどうにもならなくなって初めて

「覚悟」という言葉の意味がわかった。

 

本気で取り組まなくては

何も変わらないし始まらない。

 

あの時の気持ちは、忘れない。

 

本は腐らない!?

食中毒のニュースに目が行く。

茶店をしていたとき一番気を使ったのは食中毒

 

店をはじめてしばらくは救急車のサイレンがこわかった

自分がつくったものを食べて誰かが具合悪くなってのではないかとゾッとした

 

始めてひと月で何キロもやせた(やつれた)

本屋を手伝いはじめたら

本は腐らないからいいな!とすごく思った

 

鮮度を保たないといけない点では変わらないけど

 

店で使っているテーブルは

店内で使っているテーブル

長方形2台

正方形1台(裏でも2台)

むかし2Fの喫茶店で使っていたものだ

 

しかも母の代からある

 

外で使っている黒いテーブル2台

これは私の代から

 

そういえばそうだった

すっかり本屋になじんじゃったな

 

9月30日

9/30(土)の今日は、午前中に父の一周忌の法要があり、

午後からの営業となりました。

 

昨日、甲府駅4階にくまざわ書店さんがオープンしたということで、

お客様の中には見てきたよと報告してくださる方や、

がんばってくださいねと声をかけてくださる方も。

 

何も言わないお客様も、心のなかでうちの店を応援してくださっていること、

いつも感謝しています。ありがとうございます。

 

今日は夏の文庫フェアを片づけて、新たなコーナーを作りました。

「夏葉社」の本のコーナーです。

 

これからは自分が置きたい本を並べる。

少しずつそうしていきたいと思っています。

 

地域のみなさまと本をつなぐお手伝い。

そして本が好きなお客様に喜んでいただけるような品揃え。

 

うまくバランスをとってやっていけたらいいな、と思っています。

少しずつ肩の荷を下ろしながら。

 

書類の怪!?

小学校に請求書を提出した。

いつものように提出日をノートに控えてと・・

 

あれ?これは何だ?

 

クリアファイルに挟まった書類を手に20秒ほど固まった私。

 

今提出したはずの請求書がここにある!

 

まさか別の学校の請求書を持って行ってしまったのか?

私ならやりかねない。

いや、いくらなんでもそれはないだろう。

落ち着いて考えるのだ。

 

パソコンに向かい、いやな汗をかきながら学校名をクリック。

 

・・ある。

請求書を作った形跡が、2回・・ある。

しかも2日連続で・・

 

アホ!わたしのアホ!

バカバカ!

 

ご丁寧に、クリアファイルに「書類作成済」のふせんまで貼ってあるのに。

このボケっとうっかりな自分対策のふせんを無視してまでもう一度作るなんて!

この忙しいのに。

時間がないのに。

 

・・というわけで。

この連休はおとなしく店を閉め、

やらねばならない仕事、おもに決算書作成に関する仕事をしているわけです。

間違えるわけにはいかんのですよ・・私!

 

ああ、もう9月だ・・

毎月1回は書こうと思っているのに、

ついに8月が終わってしまった。

暑すぎなのだ。(言い訳)

 

さて、今月末には駅の中に「大型書店復活」ということで、うちの店を心配してくださる声を多々いただいています。が・・実は私は「書店が少なすぎる問題」を緩和するには良いことだと思っています。

なぜなら、うちの店のように小さいとお客様の「たくさんの中から選びたい」「発売日なのだからあるだろう」などのご要望に応えることが難しいからです。リアル書店に対する不満やストレスは、通販や電子書籍に向かうだけならまだいいけれど、もう本屋はいいやとか、本を手にすることすらあきらめてしまうことにつながりかねません。

 

本が好きな方、本を読む習慣のある方はあちこちの書店に行くことがあるだろうし、通販も電子書籍も使っていると思います。その選択肢のひとつとしてうちの店にも来て下さるのでしょう。

 

書店に足を運ぶことをあきらめてしまって、店頭であれこれながめて選ぶ楽しさや、本との偶然の出会いのようなものを忘れてほしくありません。そのためにはいろいろなタイプの書店が必要なのです。

 

とはいえ当然のことぼんやりしていてはいけません。自店の魅力を高めるべく、品揃えや何かを考えなくてはいけないのは確かです。先月からせっせと本を入れ替えたり、構想を練ったり(!)これからもがんばらねば、という9月です。