ディーリア・オーエンズ『ザリガニの鳴くところ』(早川書房)
夜更かしして一気に読み終わった後、
なかなか寝付けなかった。
物語の面白さにやられて、
興奮が冷めなかったから。
繰り返し繰り返し、
場面を思い浮かべてじっくりと余韻をあじわった。
映画化されるという。
だろうなあ。
読んでいるとき、
頭の中で映像がみえてくる文章だった。
ポーンと物語の中に投げ出されたような、
どっぷりとハマっていく自分を感じた。
純粋に読書を愉しんだ。
この愉しみを伝える仕事、
やらなくちゃ。