高校のとき、数学のテストが「5点」だったことがある。
50点満点ではなく100点満点で。
先生のお情けで計算式に2点と3点。
1問もわからなかった・・強烈な思い出。
中学のころからあやしかった数学は、
土台がぐらぐらしたままなんとなくやりすごし、
気づいたときには上に積みあがらなくなっていた。
わからないところからやり直そうにも、
ぐらつく土台のどこに戻ればいいかもわからなかった。
数学なんてキライ。
すっかり数学をあきらめてしまった。
でも。
大人になって、いつのまにか数学が面白く思えてきた。
数学ができることはいまや憧れ。
そもそも数学って何?のところが足りなかったのかな・・。
できるとかできないとかではなく、どこかで立ち止まって、
楽しさや生活につながるところとか、
いろいろな面から見ることができていたらよかったのに。
だから今、数学はキライ、という子には「ちょっと待って!」
と言いたくなる。
「あきらめないで!日々の生活にも仕事にも数字はしょっちゅう使うし、
理系的なものの見方が加わると表現の仕方、話し方も違ってくる。
なにより考え方の幅が広がる。あなたが気づいていない数学の良さがきっとあるはず!」と。
・・あぁ、そっくりそのまま昔の自分に言ってあげたいわ。