山梨大学前の星野書店

山梨大学前の小さな書店の日記です

休みをとること

最近、休みをしっかりとっています。

若いころと違って体力はないし、やらなければならないことが多くて・・。

時間を有効に使って、休みの日もそれなりにいろいろやっています。

書類作成や経理仕事だったり、お掃除や本の返品作業だったり。

 

もちろん自由に過ごす時間もないと、顔がキーっとなってしまうし、なにより元気がなくなります。

体の調子を整え、自分自身が充実していないと店づくりもうまくいきません。美術館にでかけたり、散歩したり買い物したり、本を読んだり音楽を聴いたり。

 

何年も前のことです。

もう亡くなられたお客様ですが、その方に言われたことが記憶に残っています。

「休みがないと区切りがつかなくない?」

会計士のようなお仕事をされていた方です。

その時自分がなんて答えたかはっきりしませんが、

たぶん「はぁ・・」とかそんな感じだったと思います。

今思うと、メリハリなくダラダラとした日々でした。

店を開け続けることに疑問を持たず漠然と、

この店に休みを取る余裕はないと思っていました。

お客様にも不便だろうと。

休むことは怖かったのです。

 

でも、「店を細く長く続けていく」ためには必要なこと。

本気で考え、店をやる覚悟ができてから、休みをとる大切さに気づいたのです。

まずは日曜日に休むことから。そして徐々に祝日も。

 

そして今はいろいろなバランスをとりながら休んでいるのです。