山梨大学前の星野書店

山梨大学前の小さな書店の日記です

本屋の仕事

「おすすめの本ありますか?」

と聞かれて、いつもドキッとしちゃう。

 

世の中には数えきれないくらいの本が存在して、

その中にすごくいい本があるのは確実なのに、

私はその本のことを知らない。

知らなさすぎる。

 

いつも「私は本を読む努力が足りない」という思いがしている。

 

だから自信をもってこの本!と言えないのだ。

 

本屋のくせに。

本のことなら何でもご相談ください、なんて言っているくせに。

 

これいいよ!とか、絶対おすすめ!とか、めったに言わない、

いや言えない。

自分の心が動かされたときは正直に言えるけど・・。

 

 

じゃあ、私は何ができるというの?

自問してみたら、「本を調達すること」なのかもしれない。

誰かが読もうとするその本を、手に入れられるようにすること。

店に並べることで本に出会えるようにすること。

 

・・言い訳かな。

 

営業時間の短縮と、働き方改革でできた時間を使って、

もっともっと本を読もうと思う今日この頃です。